姫路市などゆかりの3市長が「千姫」大河をNHKに要望

文化・歴史

NHKへ千姫の大河ドラマ化を要望するゆかりの3市長

徳川家康の孫で織田家の血も引き、姫の中の姫と称される「千姫」を主人公にしたNHK大河ドラマの実現を目指し、ゆかりの姫路市、茨城県常総市、三重県桑名市の3市長が揃って1月18日、NHK放送センター(東京都渋谷区)を訪ねて制作担当者らに要望書を提出した。

戦国の世に生まれた千姫は2代将軍秀忠と信長の姪である江を父母にもち、幼くして豊臣秀頼と政略結婚させられた。大坂夏の陣での炎上する大坂城からの脱出劇、本多忠刻に再嫁して姫路城で過ごした平穏な日々、一転して夫と子との続けざまの死別など波瀾万丈の半生で知られ、江戸に戻ってからも将軍の相談役として大奥に君臨したという。

姫路市には千姫に与えられた化粧料で姫路城に建造された西の丸や千姫が本多家の繁栄を願って建立した千姫天満宮などゆかりの歴史遺産が多数現存しており、2015年には市民有志が「姫路千姫顕彰会」を設立し、フォーラム開催やゆかりの地との交流活動に取り組んでいる。常総市では菩提寺の「弘経寺」があり、20年前から常総千姫まつりを開催。桑名市でも千姫と忠刻が出会った「七里の渡跡」でのエピソードにちなむ〝出会いのまちプロモーション〟が展開されている。

これらを踏まえ、昨年10月には3市が連携して「大河ドラマ『千姫』誘致の会」を立ち上げており、今回、初めての活動としてNHKへ正式な要望を行ったもの。NHKの若泉久朗理事は「大河は女性の主人公が少なく、貴重なご提案。慎重に検討する」と要望書を受け取った。

清元秀泰姫路市長は「戦国を生き抜き、平和と泰平の世を希求する千姫の姿勢は現代にも通じるものがある。今後、3市で連携を深め、機運を盛り上げていきたい」と話している。

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