姫路城にちなむ演目に勘九郎と七之助が意気込み語る 世界遺産登録30周年記念で平成中村座

文化・歴史

中村勘九郎さん(右)と中村七之助さん(手に持っているのは姫路城三の丸広場に設置する劇場のイメージ図)

 国宝・姫路城(兵庫県姫路市本町)の世界遺産登録30周年を記念して5月3日から27日までの間、姫路城三の丸広場で開催される「平成中村座」の製作発表会見が1月31日、東京都内で行われた。
 平成中村座は、故・18代目中村勘三郎(当時は勘九郎)さんの「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでほしい」という思いから、2000年に東京・浅草で誕生した歌舞伎公演。江戸時代の雰囲気に満ち、舞台と客席が密接な一体感を持つ独特の劇場空間は、日本国内だけでなく、アメリカ・ニューヨークやドイツ・ベルリンなど海外の観客も魅了してきた。関西での公演は、2015年に大阪城・西の丸庭園で行われて以来、およそ8年ぶりとなる。
 姫路城公演は昼夜2部制で、第1部で無実の罪を着せられ惨殺されたお菊が化けて出てくる怪談劇「播州皿屋敷」、第2部で姫路城天守に隠れ住む富姫を題材にした泉鏡花の名作「天守物語」と、いずれも姫路城にまつわる演目が上演されることとなった。

中村勘九郎さん

 会見には勘三郎さんの遺志を継いだ長男の中村勘九郎さんと次男の中村七之助さんが登場。公演が決まる以前に姫路城を訪れたことがあるという勘九郎さんは「ここで中村座ができたら良いなと思っていた」と喜びを話し、七之助さんも「中村座の歴史に新しい1ページを加えられる。土地の力をお借りして、本当の芝居をお届けしたい」と意気込みを披露。
 また勘九郎さんは、ほかの演目「鰯賣戀曳網」(いわしうりこいのひきあみ)と「棒しばり」についても「中村家にとって大切な演目。趣向を凝らした姫路城特別バージョンにしたい」と意欲を見せた。

中村七之助さん

 鑑賞券(全席指定・税込)は、松席(1階前方)15,500円、竹席(1階・2階)15,500円、梅席(2階)13,500円、桜席(同)11,000円、お大尽席(2階正面、お土産付き)36,000円で、3歳以下は膝上無料。チケットホン松竹、チケットWeb松竹、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなど各プレイガイドで3月4日10時に発売する。問い合わせはキョードーインフォメーション(電話0570-200-888)。

【平成中村座 姫路城公演の演目】
第一部(正午開演】
一. 浅田一鳥 原作『播州皿屋敷』一幕
  浅山鉄山       中村橋之助
  腰元お菊       中村虎之介
  岩渕忠太       片岡 亀蔵

二. 三島由紀夫 作、二世藤間勘祖 演出・振付『鰯賣戀曳網』一幕二場
  鰯賣猿源氏      中村勘九郎
  傾城蛍火       中村七之助
  博労六郎左衛門    中村橋之助
  傾城薄雲       中村 鶴松
  亭主         片岡 亀蔵
  海老名なあみだぶつ  中村 扇雀

第二部【16時開演】
一. 岡村柿紅 作『棒しばり』長唄囃子連中
  次郎冠者       中村勘九郎
  太郎冠者       中村橋之助
  曽根松兵衛      中村 扇雀

二. 泉鏡花 作、坂東玉三郎 演出『天守物語』一幕
  天守夫人富姫     中村七之助
  姫川図書之助     中村虎之介
  朱の盤坊       中村橋之助
  亀姫         中村 鶴松
  小田原修理      片岡 亀蔵
  舌長姥/近江之丞桃六 中村勘九郎
  薄          中村 扇雀

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