【姫路市】「刑務所は学びの場だった」 元組長の竹垣氏、更生の歩みを綴る新著

社会・行政

 暴力団員や非行少年の自立更生支援に取り組むNPO法人「五仁會」(姫路市坂元町)の代表で元暴力団組長の竹垣悟氏(72)が、5作目となる著書「懲役ぶっちゃけ話 私が見た塀の中の極道たち」をこのほど出版した。
 同市出身の竹垣氏は、東映の大部屋俳優を辞めて21歳時に渡世入り。後に山口組4代目を襲名した初代竹中組組長の秘書などを経て、同市の歓楽街・塩町に「義竜会」の看板を掲げた。54歳で足を洗い、還暦を迎えると同時に「暴力団員からの更生第1号」と一念発起して五仁會を発足。また、更生支援と並行してテレビの情報番組や週刊誌などから求められて裏社会事情を解説するほか、近年はネットにも活動の幅を広げ、ユーチューバーとしても精力的に情報発信を展開している。
 今作は「刑務所という〝大学〟で学んだことを世の中に伝えたい」との思いで筆を執ったという竹垣氏。通算5回、10年あまりを過ごした懲役生活を振り返りつつ、いかにして自身が第二の人生を歩むことになったかを綴っている。
 四六判336ページ、書店やAmazonで販売中。清談社Publico、税込1870円。

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