加西市が55周年で記念式典 三枝元阪神百貨店社長に名誉市民

社会・行政

加西市制55周年式典ではシンポジウムも行われた

 今年、市制55周年を迎えた加西市が10月29日、市民会館文化ホール(同市北条町)で記念式典を開いた。各界関係者ら600人が出席した。
 加西市は1967年4月、加西郡3町の合併で県下21番目の市として誕生。これまで市立病院の開院や県立フラワーセンター開園、中国自動車道インターチェンジ開通、駅前再開発ビル整備など、都市基盤整備を着実に進めてきた。近年は、新しく整備中の加西インター産業団地で次々と企業誘致に成功しているほか、平和学習の場として再整備した鶉野飛行場跡地には多くの修学旅行生を集めている。また昨年度はふるさと納税が50億円を突破、寄付金ランキングで全国9位に入った。
 式典で挨拶した西村和平市長は「様々な人の努力の積み重ねがなければ現在の姿はない。今後も市民と一丸となって努力を続け、最後まで元気に当たり前の日常を暮らせる社会を実現したい」と決意を新たにしていた。
 また当日は、名誉市民の称号を元阪神百貨店社長の三枝輝行氏(81)に贈呈。三枝氏は関西経済界の第一線で活躍したと同時に各種メディアを通して市をPRするなど市の発展に貢献、さらに1997年からは毎年、市に多額を寄付、2020年には鶉野飛行場跡の呼び物である戦闘機の実物大模型製作のため2千万円を寄付した。
 三枝氏は「修学旅行生たちに二度と戦争を起こしてはいけないと思ってもらえるなら安いもの。少しでも加西の役に立てるよう、これからも努力したい」と話していた。



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