進化する里山の名所 佐用花しょうぶ園

食・遊・学

見ごろを迎えた花しょうぶ

 兵庫県佐用郡佐用町西新宿の「おじいちゃんとおばあちゃんの花しょうぶ園」(写真)で季節の花が見ごろを迎えている。甲子園球場に匹敵する広大な敷地に、170種1万3千株の花菖蒲はじめ、笹ユリ、アジサイ、キスゲ、山野草が植栽されている。
 連作障害や来園者の減少で、全国的に花菖蒲園の運営は苦しい状況が続いており、同園も1999年の開園当時は27戸64人で花の世話に当たっていたが、現在は三枝正雄代表がボランティアの力を借りながら一人で切り盛りしているという。
 「今月15日前後が一番の見ごろ」と三枝さん。最近、桜の木の上にツリーハウスも完成させ、「受け継がれてきた園を常に進化させながら守っていきたい」とも。
 30日まで無休。開園時間は9時~16時。入園には環境保全協力金として500円要。期間中は佐用名物のホルモン焼うどんや竹炭饅頭はじめ、ハンドメイド雑貨や野菜などの販売も行う。

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