第7回 武芸者から芸術家へ

巌流島で佐々木小次郎を討ち果たしてからの武蔵は、大坂冬の陣、夏の陣などに参戦する以外、血なまぐさい決闘から遠ざかっています。郷里で建築家、造園家としての力量を見せるのです。
また、生前「二天道楽」の居士号を授かった武蔵は、武芸よりも画家、彫刻家として作品も残し、詩歌、茶道、囲碁などの諸芸に才能を発揮しました。
達磨大師、布袋など禅林の先達を素材にした水墨画が今も数多く残されており、生涯の大作といわれる「芦雁図」は重要文化財に指定されています。
作家、司馬遼太郎は「真説宮本武蔵」で「日本美術史に欠くことのできぬ人物で、枯枝に一羽のモズを配した『枯木鳴鵙図』などをみても、なかなかの画家のかけるものではない」と天才ぶりを認めています。〈つづく〉

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