【新時代に挑戦⑧】まねき食品

プレミアムな冷凍弁当をEC展開

コロナ禍の長期化で打撃を被る「まねき食品」が、冷凍食の展開で事態の打開に取り組んでいる。「従業員の頑張りでプレミアム感のある冷凍弁当が完成した」と竹田典高社長。「まずはインターネットでの販売を全体の1割に引き上げたい」と意気込む。


ビフテキのカワムラと共同開発した冷凍の「神戸牛ビーフステーキ弁当」(2食セット7600円)

まだまだ人が集まることが許されず、事業へのアゲンストが止まない。

当社は「お招きした人々をおもてなしする精神」が社名の由来。旅行やお祭り、慶弔事など人々が集まる場面でこそ我々のサービスが活かされるのだが、寂しい限り。今年も秋祭りが中止となった。時間的な空白を埋めるため、今は各地の駅弁大会に毎週フルスロットルで参加している。今後は兵庫県の旅キャンペーンに期待したい。

コロナ禍での新しい取り組みは?

昨年春の緊急事態宣言時は駅構内の店舗を開けられなかったので、その間にまず宅配サービスを始めた。うまく軌道に乗らなかったが、挑戦したことで数多くのレシピが生まれた。瞬間冷凍機を保有していたので、今度はそれら新メニューを美味しく長持ちさせようと、工場長の発案で冷凍してみることにした。レシピが増えた分、様々な食材の冷凍を試すことができ、プレミアムな冷凍弁当の開発に成功した。

何がプレミアムなのか。

ご当地感という付加価値だ。代表的なメニューは「全国旅気分セット」。北海道をイメージした鮭とホタテ弁当、北陸をイメージしたカニ弁当、兵庫の神戸牛、瀬戸内の牡蠣といった内容の6種類がセットになっている。これだけのバリエーションは同業者も真似できないだろう。米を美味しく解凍できる炊き方にもこだわった。

次にビフテキのカワムラさん(神戸市)と共同開発して先日発表した「神戸牛ビーフステーキ弁当」。カワムラさんは他社とコラボする考えをお持ちでなかったが、当社の冷凍弁当の質の高さをご理解いただくことで実現した。絶妙な加減で火入れした肉の美味しさは当然だが、カワムラさんならではのガーリックライスを是非味わってほしい。百貨店のギフト需要も狙っていきたい。

冷凍食品は一般によく知られるが、冷凍弁当というのはあまり聞かない。

売っているスーパーもあるが、いわゆるプレミアムな冷凍弁当は世の中になかった。そもそも我々の業界には弁当を冷凍するという発想自体なかった。しかし、よく考えると、冷凍弁当は作りたてだから新鮮で、安心できる。冷凍することで便利に美味しく食べられるなら勝算があると考え、新しい瞬間冷凍機や保管庫、配送車両を整備した。事業再構築補助金にも採択された。

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