年末の総合的防犯活動の一環として、兵庫県西部最大の歓楽街、姫路市魚町・塩町地区の安全安心まちづくり協議会(長谷川國雄会長)が12月16日、地元自治会役員やテナントビルオーナー、警察、行政関係者ら約30人を集めて城南公民館で各種安全対策の情報共有会議を開いた。
2006年に同協議会が発足してから官民一体で実施している取り組み。姫路警察署の生活安全や組織犯罪対策などの担当官が悪質な客引きや飲酒運転、違法駐車の撲滅に協力を呼びかけたほか、特にビルオーナーに対して店子の違法営業や暴力団の出入りに注意するよう求めた。
また、姫路市の美化担当者は事業系ごみの自己処理や食品ロス削減マッチングサービス「Utteco Katteco byタベスケ(売ってコ買ってコ)」の活用、東消防署員はビルの避難経路確保や防火扉の戸締まりチェックを要請した。
長谷川会長は「コロナが落ち着いて以前の賑わいが戻るのを期待しながら、地域一丸となって安全安心運動を積み重ねていきたい」と話している。
城南公民館で開かれた会合