播磨に待望の3次救急病院 はり姫誕生

社会・行政

兵庫県立姫路循環器病センター(姫路市西庄)と製鉄記念広畑病院(同市広畑区夢前町)を統合再編した県立はりま姫路総合医療センター(同市神屋町、愛称=はり姫)が完成し、4月23日、地元国会議員や県議会議員、市町長、病院関係者など約250人が出席して開院記念式典が開かれた。

テープカットでは2病院がこれまで使用してきた外科用ハサミを用い、市立姫路高校吹奏楽部が祝賀演奏。齋藤元彦知事が「井戸前知事や石見前姫路市長など多くの尽力で今日を迎えられた。地域の中核病院として良質な高度医療を提供し、末永く愛されるよう全力で尽くしたい」と挨拶した後、杉村和朗県病院事業管理者が事業経過報告。祝辞した清元秀泰姫路市長は「やる気のある若い医師を育てる拠点として、市も協力する。近隣市町とのネットワークで、播磨の命を守っていきたい」と力を込めた。

はり姫は「良質な医療を良質なチームで」をスローガンに掲げ、医師約200人と看護師約900人をはじめ総勢2千人の職員体制で5月1日にオープンする。診療科目は35科。病床数はまず640床で始動し、早期に県立病院最大規模となる736床のフルオープンを目指すという。手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」など最新鋭の医療機器や感染症に備えた陰圧室などを導入し、地域の救急・急性期医療を強化。救急搬送は2日から受け入れ、一般外来は9日から。受診には、かかりつけ医の紹介状が必要となる。

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