【新時代に挑戦 vol.14】株式会社ナカムラ

新時代に挑戦

脱炭素・原油価格高騰で難局のガソリン事業 「ブランド力の底上げで生き残りを」とナカムラ

ナカムラの北条サービスステーション

脱炭素シフトや燃料価格の高騰がガソリン業界の川下の経営を圧迫している。ENEOS特約店として兵庫県南西部を中心にサービスステーション(SS)を展開するナカムラの中村正行社長に、昨今の経営環境と今後の生き残り策を聞いた。

来年は創業110年を迎えるだけあって〝ガソリンのナカムラ〟は地元に浸透しているが、現在の事業内容は。

ガソリンを提供するSS事業と、車検・整備や鈑金、塗装、保険、レンタカーなどカーライフ全般の2本が柱。SSはピーク時に25店あったが、今は11店。そのうち5つがセルフ店となっている。車検台数は年間6〜7千台で、県内トップクラス。近畿でもベスト20に入る。

他社にない強みは。

環境に配慮した取り組みが他社より進んでいること。世界では光化学スモッグの原因となるシンナー性塗料の使用に厳しい規制がかけられているのに、日本はまだ法規制が整っていない。その中で当社では10数年前にいち早く水性塗料を導入した。SDGsに少しは役立っているかなと。

業界を取り巻く環境は。

脱炭素が叫ばれる時代になったので、ガソリンを扱う商売は長く続かないだろうという意見が大勢を占めている。自動車もハイブリッド車が普及し、電気自動車(EV)も増えつつある。

1

2

関連記事

おすすめ記事

ランキング

  1. 1

    【姫路市】令和5年 姫路市長選挙 開票速報(23時10分現在)開票率15.62%

  2. 2

    【姫路市】門前商店街「三十軒長屋」も魅力満載、平成中村座の姫路城公演

  3. 3

    【播磨】播州路 秋祭り特集2023

新着記事

  1. 【播磨】3月末から各地でさくらまつり 花見特集2024

  2. 半世紀を越えた生野ダムで記念のプレミアムダムカードと動画を作成

  3. 播磨時報2023年12月21日

TOP