春を呼ぶ伝統行事、加西・住吉神社の「北条節句祭り」は4月6、7日の両日、華やかに催行

社会・行政

 播磨国三宮である加西市北条町の「住吉神社」で4月6、7日、伝統行事「北条節句祭り」が華やかに催行される。
 中世の典雅と勇壮をとどめた、播州三大祭りの一つ。2020年から4年間はコロナ禍にあったため縮小開催されてきたが、今年は5年振りに本来の規模・内容に戻されての実施となる。
 梵天と呼ばれる鷲、海老、獅子といった金銀の彫金や精緻な狭間彫刻で飾られた東郷8台、西郷7台の化粧屋台が、春の陽光をきらめかせながら桜満開の街中を巡行し、次々に住吉神社と御旅所(大年神社)に集結する。
 見どころの一つ、赤い天狗の面に飾り兜姿で登場する猿田彦の「龍王舞」は、7日13時からと18時40分からの2回披露。鉾で外敵を打ち払いながら人々の罪や災厄を祓い浄める。
 フィナーレを飾る「鶏合わせ」は7日20時から。矢来が組まれた境内中央の勅使塚上で、東西両郷から古式ゆかしい装束に身を固めた執行者が霊鳥とされる鶏を高く差し上げ、二度見合わせる。争いを避け、1年の協力と平和を誓い合う意味を込めた、全国でも珍しい神事だ。
 また、北条節句祭り連絡会では、この祭りの後継を捉えた写真コンクールも実施。問い合わせは電話0790-42-0423。
 当日は、来場者向けに加西市役所やイオンモール加西北条、アスティアかさいなどの駐車場が開放されている。

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