【姫路市】世界遺産登録30周年記念の姫路お城まつりは11月10日から3日間

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 今年で73回目となる「姫路お城まつり」は、姫路城世界遺産登録30周年記念事業の秋のメインイベントとして11月10日から12日までの3日間催される。
 キャッチフレーズは「世界へ羽ばたき30年 ここに 心に 姫路城」。初日は「伝統文化の日」と銘打って夕刻から幽玄の白鷺城を借景に「姫路城薪能」(主催=姫路薪能奉賛会)、中日は「友情の日」でパレードやステージイベント、12日は「世代交流の日」で獅子舞や良さ恋まつりなど、賑やかな出し物が姫路城三の丸広場と大手前通り、大手前公園で繰り広げられる。
 伝統文化の日は三の丸広場の特設舞台が会場(雨天時は市民会館)。16時から前座として小中学生親子教室13人が稽古の成果を発表した後、17時から能奉行役の髙石佳知奉賛会会長が舞台改めして開演。人間国宝大槻文藏師と福王知登師による観世流能「羽衣」、茂山茂師による大蔵流狂言「茶壺」の後、火入式を行い、メインの観世流能「小鍛冶」と続く。
 「小鍛冶」は、帝に作刀を命じられた名工宗近が自分の腕に釣り合う相槌の不在に悩むものの、最後は稲荷明神の力を借りて名剣を打ち上げるというストーリー。姫路駅南の豊沢町には宗近ゆかりの「刃の宮地蔵」もあることから、姫路城薪能では数多く上演されている。稲荷明神を上田貴弘師、宗近を江崎欽次朗師が演じる。
 友情の日は三の丸広場で9時45分からオープニングセレモニー。「姫路お城のアンバサダー」を発表し、10時50分からは30周年記念のパレードが大手前交差点を出発する。13時からは三の丸広場で石見神楽があり、13時20分から歴史体感時代パレード。「安芸ひろしま武将隊」や「熊本おもてなし武将隊」が参加するほか、千姫輿入れ行列に大河ドラマ「どうする家康」(NHK)で千姫を演じる原菜乃華さん、姫路大名行列に外国人タレント・厚切りジェイソンさんが出演して彩りとアクセントを添える。
 また世代交流の日は、10時から三の丸広場で郷土芸能の祭典。古武道演武や市内12団体の獅子舞演舞などがあり、16時40分からのエンディングでは和太鼓演奏家・陽介さんと獅子舞がコラボする。
 3日間を通じ、大手前公園では姉妹都市や世界遺産の所在地、千姫に関係する自治体などのPRブースも設けられる。

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