【姫路市】政治とカネで自民批判 11区・維新の住吉氏が国政報告

政治・選挙

 近畿比例ブロック選出の住吉寛紀衆院議員(39)(日本維新の会、兵庫11区)が6月2日、アクリエひめじで国政報告会を開いた。年2回行っているうちの1回で、約300人の支持者が集まった。
 住吉氏は兵庫維新代表・片山大介参院議員と、同じく比例選出・池畑浩太朗衆院議員(兵庫12区)の激励の挨拶を受けてマイクの前に立ち、「国会は相変わらず空転している」と呆れ口調で話を切り出した。
 政治資金制度改革について先月末に日本維新の馬場代表と自民の岸田総裁が合意文書に署名していたが、「法案の趣旨に沿わない抜け穴を作ろうとしている」と自民を批判。また、複数の自民議員が、自分が代表を務める政党支部に寄付することで所得税の控除を受けていた問題について、「法には触れないが、モラルがない。国会議員のレベルの低さを強く感じている」と憤りを露わにした。
 安全保障委員会に所属する立場からは、日本の防衛力強化だけでなく、外資による国土買収の規制法やスパイ防止法の必要性なども強調。締めくくりに中国の古典を引用して「自分の利益を求めず、思いやりの政治を行っていく」と誓い、支援の継続を訴えた。
 住吉氏の後はゲストの串田誠一参院議員が動物愛護法改正について講演。最後は、次期総選挙を意識した住吉事務所スタッフが支持者にポスター貼りやチラシのポスティングなどで協力を要請して閉会した。

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