2015年7月に開業し、10周年を迎えた姫路駅前の映画館「アースシネマズ姫路」(姫路市駅前町)が劇場を大幅リニューアルした。
目玉は最新の映像・音響技術で没入型映画体験を堪能できるプレミアムシアター「IMAX(アイマックス)レーザー」。従来水準を大きく上回るコントラスト特性と豊かな色彩により、鮮明で奥行きのある光景を投影し、サウンドも針が床に落ちるような小さな音から腹の底に響く火山の噴火音まで臨場感たっぷりに体感できるのが特長だ。カナダのIMAX社が世界展開する映写システムで、第5スクリーンに導入。国内での採用はちょうど60件目という。
座席は、幅広仕様の一般席、最前列で寝そべりながら鑑賞するフラット型、一般席より上質な座り心地のコンフォート型、BOX席構造の最上級タイプの4種から選べるようになっている。
同時に、第6スクリーンで同館専用開発の音響システム「雷舞(LIVE)」を導入。独特な形状のスピーカーを前面のスクリーン下に並べ、映画音響を支える3要素「声」「音楽」「効果音」を最高のバランスで再生できるようにした。
同館は、「新しい映画体験を提供できるようになったので、これまで映画館から足が遠のいていた層にもアプローチできれば。地域に根ざした映画館として、今後も常に新しい価値を創造し続けたい」と話している。